日本音楽即興学会第5回大会 ゲスト:クリス・カトラー(基調講演、シンポジウム、クリス&ユミ デュオコンサート) 11月9-10日広島大学「音楽即興の実践と研究をつなげる」 会員でなくても参加聴講できます。
大会参加費について ・11月9-10日両日参加(10月31日までの事前振り込みの場合) ― 3,000円(会員)、4,000円(非会員) 1日のみ参加(事前振り込みの場合) ― 2,000(会員)、2,500(非会員) ・当日参加の場合は、各500円アップ。 ・東広島市民は無料です。 交流会別途2000円 この機会に入会をおすすめします。年会費は5000円です。入会方法はこちら: http://www.jasmim.net/inquiry.htm 発表募集締切を9月23日まで延長いたしました。応募を迷っていた方も、あらためて応募をお考えの方もこの機会にぜひご応募下さい。発表は会員に限りますが、発表応募と同時に入会も可能です。(発表応募要項 は下にあります) 11月10日 13.00 クリス・カトラー基調講演 「Practice as Research, Research as Practice」(通訳ユミ) クリス・カトラーは英国の演奏家、研究者、そして数々の先鋭的な音楽やサウンドアートを紹介してきたレコメンデッド・レーベル (ReR Megacorp) の主宰者である。70年代に実験的ロックグループHenry Cowのドラマーとして、「top-down」と彼自身が呼ぶ独創的なアプローチで知られるようになった。これはまずあるべき音を全体として想定し想像した上で、体の各部分をその音を作るために訓練するというものである。また彼は通常のドラムスティック以外のものを用いて叩くのみならずミュートすることによっても独特な音色を、そして音の強弱の徹底的なコントロールと極端なシンコペーションやリズムのバリエーションによって緊張感を創り出す。通常のドラムキットによる演奏の他、コンタクトマイクを装着し、リアルタイムでエフェクトをコントロールする「エレクトリファイド・キット」を開発してソロ 演奏も行っている。 研究者としては、1980年代初頭にThe International Association for the Study of Popular Musicの立ち上げからかかわり、以後、執筆、講演、放送等の活動を続けている。1984年に出版された著書「ファイル・アンダー・ポピュラー」の中では早くも今日の「Practice as Research」コンセプトの隆盛を予見するように、「音楽家自身が自分 の実践に基づく音楽と文化の理論を発展させなければならない」と主張している。現在進行中のポッドキャストシリーズ「Probes」(バルセロナ現代美術館)は、研究、理論、プレゼンテーション、キュレーションを統合させたもので、実践家が研究発表を行う意義と方法論の可能性を示すひとつのモデルとなりうるものである。 11月9日 14:00 「即興と作曲作品の演奏における相違と類似性:言葉がもたらすもの、もたらさないもの」 座長: ユミ・ハラ (University of East London) パネリスト: クリス・カトラー、落晃子(RAKASU PROJECT 音楽家、京都精華大学)石上和也 (作曲家、演奏家、京都精華大学)、酒井康志 (作曲家、演奏家) 今大会ゲストのクリス・カトラーはヘンリー・カウ以来即興と作曲されたもの双方を同等に演奏し続けてきている。彼はヘンリー・カウ解散直後に、アート・ベアーズとカシーバーという対照的な2つのバンドで活動したが、アート・ベアーズは作曲のツールとして、また楽器音色をデザインする場としてのレコーディングスタジオを用いる歌もの形式の作曲追求路線、一方カシーバーはリアルタイムの作曲というだけではなく、完成された編曲までも即興で行う歌もの形式における即興追求路線であったと位置づけられよう。この両者においては、彼が作詞家であった。現在在籍するバンド、アルトー・ビーツでは、彼以外の3人のメンバーが英語、フランス語、日本語で、多くの場合同時に歌う。詞は即興で作られたものであったり、あらかじめ用意されたものであったり、既存の歌の引用であったりする。しかし、その3つ全ての言語を理解できるバンドメンバーは誰一人としていないのである。それでは演奏者にとって、また聴く人にとって、歌詞の意味を知っていることと知らないことに違いはあるのだろうか?このシンポジウムでは、即興演奏と作曲作品の演奏における言葉の意義を探っていく。 11月9日 18:00 コンサート クリス・カトラー & ユミ・ハラ デュオ クリス・カトラー (dr)とユミ・ハラ (p, key, vo) は2009年以来The Artaud Beats (アルトー・ビーツ, クリス・カトラー: dr、ユミ・ハラ: p, key, vo、ジョン・グリーヴス: b,vo、ジェフ・リー: fl, sax, electronics)と you me & us(クリス・カトラー:dr、ユミ・ハラ: p, key, vo、デヴィッド・アレン: g, vo)の二つの即興を主とするバンドで共演を重ねてきている。アヴァン・ロックと現代音楽の美意識を背景に、一定の拍子内でのリズムのバリエーションとコンビネーションの追求のみならず、拍子自体をずらせたり、テンポさえもずらせたり一致させたりすることによって緊張感をつくりあげていく。 18:45 交流会 10 Nov 13.00 Chris Cutler Keynote Speech 'Improvisation as Research, Research as Improvisation' Chris Cutler is a British performer, author and broadcaster, and the founder/CEO of the independent label and distribution network, ReR Megacorp, which specialises in experimental music, sound art, soundscape and the outer fringes of the sonic arts. As a drummer in the British 1970s experimental group Henry Cow, he was known for his unique drumming style which he called 'top-down', meaning thinking, hearing or imagining a whole sound first and then disciplining the various body parts to produce it. He works with sound and rhythmic tension by way of controlled dynamics, unconventional striking and damping materials, and extremes of syncopation and rhythmic variation. He has also developed for use in concert situations what he calls an ‘electrified kit’, a unique combination of amplification and real-time electronic processing. As a researcher and author, he was involved from its inception (in the early '80s) with The International Association for the Study of Popular Music, and in the theoretical/critical book File Under Popular (1984), he proposed that ‘musicians themselves develop a theory of music and culture derived from their own practice’, an idea now resurgent in the rise of the idea of ‘Practice as Research’. His ongoing podcast series Probes combines research, theory, presentation and curation, one model of the value and possible mode of presentation for research output by practitioners. 9 Nov 14.00 Panel Discussion 'Similarity and Difference in Performing Improvisation and Existing Composed Material: What texts bring about and not' Chair: Yumi Hara Members of Panel: Chris Cutler, Akiko Ochi, Kazuya Ishigami, Yasushi Sakai Since his years with Henry Cow, Chris Cutler has been active equally in improvisation and composition. Immediately after Henry Cow, he co-founded two very contrasting bands: Art Bears and Cassiber. Art Bears might be described as a further exploration of song form that uses the recording studio as a compositional tool, and a laboratory for instrument design, while Cassiber explored ideas of improvisation allied to song form, not only to produce spontaneous composition but also coherent musical arrangements. He wrote texts for both bands. The Artaud Beats, of which he is currently a member, sing in English, French and Japanese, often simultaneously - texts that might be improvised, pre-prepared or quoted from other songs. No member of the band, however, speaks all three languages. So is there a difference for the player - or the public - between knowing, or not knowing, the meaning of the text? This panel will explore and discuss the significance of text in instrumentalists' performance both in improvised and composed contexts. 9 Nov 18.00 Concert: Chris Cutler & Yumi Hara Chris Cutler (dr) and Yumi Hara (p, key, vo) have been performing improvisation since 2009 with The Artaud Beats (with Geoff Leigh, fl, sax, electronics and John Greaves, b, vo) and you me & us (with Daevid Allen, g, vo). With shared aesthetics in Avant-rock and Contemporary Art Music as background, they explore rhythmic variations and combination within certain framework of time signatures as well as polyrhythms in terms of different time signatures simultaneously and even in different pulse/tempo thus creating extreme rhythmic tension. 発表応募について http://jasmim.net/20130610obo.htm English page http://jasmim.net/english/index.htm ***ここから応募要項 発表を希望される方は、下記にしたがってメール(テキスト形式)にて、ご応募ください。 【発表カテゴリー】 ●研究発表(発表20分、質疑応答10分) ●演奏発表(10分程度、時間については相談に応じます) ●ワークショップ(1時間程度、時間については相談に応じます) ●演奏に関するラウンドテーブル(演奏10分、議論20分~50分) *ラウンドテーブルは発表者が自身の実践についてのプレゼンテーション(実演,動画,録音など)を行い、それに関するフロアの皆様による議論を行う場です。なお、共同発表者の中に非会員が含まれている場合は非会員の大会参加費は無料とします。 【応募必要事項】 ・ 発表カテゴリー ・ 氏名(ふりがな) ・ 連絡先 ・ Eメールアドレス ・ 所属、活動・研究分野 (共同発表者がいる場合は、その方について同上) ・ 発表タイトル ・ 発表内容要旨: 日本語1,000字以内、または英語400words以内 (抄録掲載用原稿を改めて提出いただかない場合は、同要旨を抄録に記載します。) ・ 必要な機材・楽器(下記を参照してください) ・ 発表希望日(9日or10日)(ご希望に添えない可能性もありますので、ご了承ください) 【締切】 9月23日(月祝) 【応募資格】 発表の代表者は、本学会の会員であること。 【機材・楽器】 ・パソコンをご使用予定の方は各自ご持参下さい。 ・プロジェクター、スクリーン、標準VGAケーブル、スピーカー、CD・DVDプレーヤー、グランドピアノは会場にございます。その他の楽器,アンプ類につきましては個別にお問合せください。 【その他】 ・発表は未発表のものに限ります。 ・使用言語は日本語または英語。 ・会場内でインターネットは利用できません。 【ウェブサイトなど本学会メディアへの掲載】 発表について氏名、テーマ、要旨、抄録、映像などの全部あるいは一部は、HPなど本学会メディアに掲載します(映像は発表者の了承後)。著作権については本学会の「著作権およびCCLに関する規定」に従います。 【応募・問い合わせ先】 日本音楽即興学会 大会実行委員会 Email: jasmimtea[att mark]yahoo.co.jp (括弧内を@に変更して送信してください) Call for Papers JASMIM is now inviting presenters for the 5th annual meeting with the following guidelines. Theme:Improvisation as Research: Research as Improvisation (keynote speaker: Chris Cutler) Date: 9th (Sat), 10th (Sun) November, 2013 Venue:G205 room, the Graduate School of Education Hiroshima University http://www.hiroshima-u.ac.jp/ Presentation Categories Research Presentation (20 minutes +10 minutes for discussion) Performance (about 10 minutes) Workshop (about 1 hour) Round Table (10 minutes performance + 20-50 minutes for discussion) Application form ------------------------------- Presentation Category: Name: Address: Phone number: E-mail address: Presentation title: Abstract (250 words): Equipment: Proposed date: 9 or 10 ------------------------------- Deadline 23 Sept 2013 Qualifications for application Application is available to members of JASMIM only Equipment & Instrument Projector, screen, VCA cable, CD player, DVD player, and grand piano are available . Please bring along your own laptop. Other Only papers which remain unpublished at the time of the presentation will be accepted. The languages of the conference will be Japanese and English. The venue does not have internet connection. Contact us: JASMIM E-mail: jasmimtea[atmark]yahoo.co.jp
by YumiHaraCawkwell
| 2013-10-15 12:16
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