2010年暮れのダブルレコ発ツアーについての報告はMIXIには書いていたものの、こちらに転載していなかったので、今さらですが、転載します。
ドラびでおさんのブログに、飛行機が遅れてのりつぎができなくなった話が出てきたので、思い出したのです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 12月のマンマル・マシーンとユミ&行衛ダブルレコ発ツアーから帰ってきて早10日、あっっ、っと言う間に年も明けてしまいました。 今回は帰ってきてから時差ぼけ疲労回復にいつになく時間がかかってしまい、今頃やっと写真やビデオをアップし、ツアー報告を書くというていたらくです。 何故そうなったかつらつら考えるに、まず、非常なハードスケジュールなばかりか、私だけが人の倍またはそれ以上演奏したという日が多かった。 これはやってみるまでどんなに大変かわかりませんでした。 演奏時間は通常のワンマン2セットとかと同じなんですよね。 でも、完全ソロ、または同じメンバーで2セットとはペース配分が全然違う。 面子が違えば心構えも違うばかりか、みんな体力温存で来るからこっちは全力疾走一晩中って感じ。 もうひとつ考えられるのは、ロンドン到着時刻がいつもは夕方なのに今回は予定外の朝帰りだったこと。 今回の旅、行きは超ラッキー、らくちん熟睡で日本入りだったんです。 私のお気に入りはルフトハンザでシティエアポートからフランクフルト経由で中部国際空港というルートなのですが、今回中部は高くて、成田着の便。フランクフルトー成田はエアバスA380という世界最大の最新旅客機でただでさえ超快適なんですけど、今回はとても運が良かったんです。 出発23時間前のオンラインチェックインの時、A380で一番おいしい非常口から2番目の列の窓側が空いていて、そこをゲット。どうしておいしいかというと、A380の非常口真横の席は窓側が空けてあって、そのために2番目の列の窓側の席だと前の座席がなくて足が伸ばせて、しかも横のお客さんをわずらわせずに通路にも出られるというわけ。それでいて、何となく落ち着かない一番前の席と違って奥まっているからおさまりもよい。 A380の窓側の列は通常3席あるんですけど、私のとなりは最初からいなくて、通路側にもうひとり。 それから私の前の列2席のうち1つはあいていて、もう1つに座っていた女性と私の列の通路側の女性はなんと2人連れだったんです。 前に座っていた客室乗務員のおじさんが私の列の通路側にいた人によかったら前の広い席に2人で座ってもいいよ、と言ってくれて、なんと、私は3席ひとりじめという結果に。 ところが問題は、前に座席がある場合はその座席の背に個人用モニターがついているわけですが、前に座席がない席の場合、肘掛にモニターが収納してあるため、肘掛がはねあがらないんですね。だからせっかく3席ひとりじめできても肘掛を上げてで~っ、って横になれない。 横になれるのとなれないのでは疲労度がまるで違います。 なんとかならないかなあ、と思案して、工夫したのが、 自分の機内持込み用リュックがちょうど肘掛の高さと同じぐらいの厚みなので、それを窓側の座席に乗せちゃって肘掛と段差がないようにして、その上に毛布をかけて、そっちに足を高くして乗せられるようにして、 通路側に枕を置いて: 爆睡体制完璧! おかげさまでしっかり熟睡、成田に到着した時にはすがすがしい朝状態に。 そんなわけで行きは良かったのですが、問題は帰り。 帰る数日前からヨーロッパ大雪で空の便が大混乱という情報があり、心配していたのですが、フランクフルト発着の長距離便はずっと問題なかったとのこと、又、英国の空港も常日頃から何かあるとすぐ大事になるヒースローは案の定大混乱だったのですが、私の使うロンドンシティはずっと開いているということで、当日成田でも確認、大丈夫とのことで出発しました。 というわけで何の問題もなくす~っとフランクフルトに到着。 そこでルフトハンザの係員がたくさん待ち構えていて、乗り継ぎの客は乗り継ぎ便を確認するように言われ、そこで出た恐怖のご託宣が、 「そのロンドンシティ行きはたった今キャンセルになりました、今日はもうロンドン行きはありません」 ぎょえ~~~~ 東京で足止めならまあ何日でも兄のごやっかいになるだけだからそれはよい。 しかし乗り継ぎのフランクフルトで足止めというのは最悪。 一瞬目の前が真っ暗になるも気を取り直して、「んではどうしたらいいんですか」と聞くと、 とりあえず明日の便をとるため乗り換えターミナルのデスクに行けという。 そこで空港の長~い通路をとぼとぼと、(A380は全面2階建てなので、2階建ての特殊ターミナルを使用するため、成田でもフランクフルトでもA380用のターミナルは空港の一番はじっこに新築されたところなのです) しかしその乗り換え口に入る所に長い行列が。 ルフトハンザの人がいるのでここでいいのか聞いてみたら、 それだったら入国審査を通っていっぺん外へ出て空港メインデスクに行ったほうが早いと言われ、それなら、とそうしました。 しかしこれは悪い判断だった。。。(結果的には良かったのかも、なんですけど) 入国審査を出てみると、もっと大量の人人人! ルフトハンザのデスクの前にたどりつくだけでも長蛇の列。 そうしているうちになにやら仕切りがされるわ警察は出てくるわ、立ち入り禁止区域がまたたく間に作られて、これはどうやら頭にきた客が暴れるかなにかしたらしい。 どうにかこうにか並ぶべき列を見つけて行列に参加。 ここで並んでいる間ヒマなので、普段英国で使っている携帯のスイッチをON。私の英国用は日本ではダメで、日本用は日本以外はダメなのですが、英国用はヨーロッパでも使えるのです。 するとルフトハンザからテキストメッセージが入っていて、 「残念ながらあなたのフライトはキャンセルになりました。 代わりのフライトをアレンジするために、この番号に電話して下さい」 なにっ、電話で済む!? それならさっき外に出なくても良かったんだなあ。。。 パスポートコントロールの中にいればルフトハンザのビジネスラウンジのソファで優雅にうだうだしていられたのに。。。(私はマイルをためてフリークエントトラベラーなので、エコノミーでもビジネスラウンジを使えるのです。余談ですが、今日びマイレージためて無料航空券もらっても空港使用税だの燃料サーチャージだので航空券本体より高いお金払わなくちゃならないからそれほどおいしくない。本当においしいのは、ステイタスの方で、ビジネスラウンジに入り込めるのと、荷物を余計にチェックインできることで、この超過荷物代の方がたぶん無料航空券よりも大きな金額になるんじゃないかしらん) 電話をかけてもどうせ忙しくてなかなか出ないんじゃないかと、ダメもとで電話してみると、これがすぐに出て、あっという間に明日の朝便に振り替えてくれた。 宿は手配してくれないんですかと聞くとそれはできないという。 そうなるとこれから一晩どうするか。 きっと周辺のホテルもいっぱいだろうしなあ。。。 と思ってなんとかルフトハンザのビジネスラウンジに入り込もうと出国審査に向かうと、 「この便はキャンセルですから入れません」 「ええ~、でももう明日の便とってもらったんだけど」 「夜中の零時からなら入れてあげられるんだけど」 「ええ~、さっき代わりの便アレンジするために外に出ろって言われて出ただけなのよ、そしたら電話でコトが済んじゃったの、だから出なくてもよかったの」 「残念ながら入れて上げられないわ、中にも人がいっぱいいるのよ」 はあ、そうですか。。。 悔恨の念がつきあげる。 しばし茫然として、ふとのどがからからなのに気づき、ダイエットコークを買って空いてるベンチをようやく見つけてゴクゴクと。 ああ、入国審査出なければ今頃優雅にラウンジでおいしくドイツビールをゴクゴクと。。。だったんだなあ。。。 などと済んだことをいつまでもグジグジ考えていても仕方ない。 かくなる上は宿探しだあ~!でないと空港でみじめな夜明かしだ。。。 <つづく>
by YumiHaraCawkwell
| 2012-01-27 02:38
| Performance ライヴ関係のお話
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