ランバンxH&Mコラボ発売<その1>参戦してしまいました
私はH&Mのコラボは2004年のカール・ラガーフェルドに行ってがっかりして以来、すっかり懲りて寄り付かなかったのですが、今回はちょっと、なんだか、違う、という感じがして、参戦を決めました。 まずはH&Mの情報をチェック: http://www.hm.com/gb/#/Lanvin/ http://www.hm.com/pressdesign2010/press-release/collection 数ヶ月も前から少しずつ情報を流し、 発売前には全アイテムの前後からのマネキン着用写真、ならびにモデル着用のプロモビデオを流すという徹底ぶり。ただし素材情報と商品サイズ情報が全然ないのがいまいちですが。。。 それからランバンのコレクションも改めてチェック: http://www.style.com/fashionshows/designerdirectory/LANVIN/seasons/ ほぼ2010年春夏、秋冬のコレクションから選んだデザインのようで、ランバンらしいアシンメトリーのデザインの再現度もかなり高い様子。しかも、デザイナーAlber Elbaz のインタビューによると、ランバンが大衆化するというよりは、H&Mが高級化するというアイデアだそう。 「 the idea of H&M going luxury rather than Lanvin going public」 http://www.vogue.co.uk/news/daily/100902-lanvin-hm-collaboration.aspx それなら期待できるかも!? ターゲットはこのあたりと定め: ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() UKでは23日朝7時にオンラインストアでの販売開始、 朝9時に実店舗オープン。 20日に先行発売になった北米ではかなりの大騒ぎだったようでしたが、北米は実店舗のみ。 ならばUKではそこまで騒ぎにならないかしらん。 しかし。 UKでランバンxH&Mというのは、ジル・サンダーxユニクロの比じゃない知名度です。 各々1000倍ぐらい有名なはず。とすると争奪戦は+Jの1000の自乗倍ぐらい大変なんだわ~。 というわけで立てた作戦は: 1. 朝6時起床、PCを立ち上げると同時に出かける支度 2. 6時半にはログインして自分のアカウントを立ち上げておいて、あとは注文するだけの体制を整えておく 3. 7時になったら即オンライン注文できるだけして、終わり次第実店舗に出発 4. 目的地は行列が楽なショッピングモール内のブルーウォーター店 ところが6時過ぎの時点でもうアクセス多数により自分のアカウントにログインできず、ひえ~、やっぱり+Jの比ではない、と思い知らされたのでした。 そこでこのままログインを試み続けても時間が流れるばかりと判断し、7時まで待たず、支度ができ次第出発に方針変更。6時50分頃出ました。 7時38分に到着。どんだけいるだろう、とびくびくしながら店舗に向かうと: ![]() 左上が店舗。たむろっているのは警備関係のお兄さんたち。 右手前が行列で、私は何と9番目でした。 やっぱりロンドンの外だからあんまり来ないんだわ。 それとも旗艦店ではないから品揃えが完全ではないと踏んでみんな来ないのか知らん。 ![]() ![]() H&Mの予告によると、行列がある程度できると20人ごとに色の違う腕輪を配って、そのグループごとにランバンコーナーに入場できる時間割が決められていて、10分のタイムリミットで選ばせて、その後試着は時間制限なし、というシステム。 それにしても全然人が来ない。 結局9時直前になってやっと20人程になった程度なので、腕輪システムはやらないで、そのまま一度に5人ずつ、1分間隔ぐらいで入場させて、売り場では時間制限なし、という説明がありました。 だけど、北米情報や、時差ですでに発売開始になっていた日本の情報によると、早くから並んでいた人にはマフラー入りのバッグが配られていたとか、それがなくなったら傘が配られたとか。。。そういうのもなくなっちゃうのかな?とちょっとがっかり。 ま、いいや、とりあえず私は最初のグループから1分遅れで入場できるんだから。 というわけで、いよいよ入場。 やはりアイテムの種類は限られていたようで、ターゲットのうちコートと花柄のドレスは見当たらず。ワンショルダードレス、ミニスカート、黒のアシンメトリードレスはあったので、それぞれサイズを2種類ずつ取って、その他気になるものもつかんで試着室へ。 ところが、売り場から持ち出す時点で「1アイテム1点のみ」ルールが厳しく適用され、試着室にもサイズ1種類しか許されないんだそう。H&Mに慣れてない私はサイズ感がわからないから、見た目だけで判断しなくちゃなんだけど、アシンメトリーなものは見た目の判断が難しい。仕方なくドレスは普通にサイズ12を選んでいざ試着室へ。 しかしことごとく大きかった。試着室の人に頼んで全部ワンサイズ下げたのを持ってきてもらい、仕切りなおし。 まずはオフホワイトのミニスカートとかわいいTシャツの組み合わせ。 Tシャツは3種類、どれもオフホワイト地で可愛いイラストの上に凝ったエンベリッシュメントが施されている: ![]() ![]() ランバンの2010リゾートコレクションより H&Mサイトより ![]() なかなかすっきり、スカートも絶妙のバランス。 黒も着てみたが黒だとせっかくのアシンメトリーディテールがわけわからなくなっちゃう ![]() ランバンxH&Mコラボ発売<その2>煩悩は続くよどこまでも 試着のお次はブラックのアシンメトリードレス。 ![]() ![]() ランバン2010AWショーより H&Mのサイトより ![]() ![]() 体型に合ってなくはないんだけど、肩から袖のボリュームがありすぎてちょっとバランスが悪い感じ。これで同じデザインの花柄ドレスへの未練も断ててヨカッタ。 そしていよいよ真打パープルのワンショルダードレス! ![]() ![]() ランバン2010SSショーより H&Mのサイトより ![]() ![]() これはいい! ハリのあるシルク100%の素材は高級感たっぷり。 色はものすごい深~い紫。 すそは切りっぱなし、ジッパーは外付けで、最初はちょっと抵抗があったんだけど(+Jでも切りっぱなしのは気に入らなかった)、これはすごく納得しちゃった。ものすごく統一感があって、必然性を感じてしまいました。 私の体型を生かし、かつ、本当より良く見せるデザイン! なんともいえずウキウキしてくる感じ。 ああ、久しぶりのこの高揚感は、まさに純粋に服を楽しむための服を次々に試着しているから!? 考えてみればドイツ人デザイナーと日本の会社が作った真面目一本やりの完璧志向な服ばかり試着していた今日この頃ですもん、イスラエル人デザイナー、スウェーデンとフランスの会社の遊び心満載コラボに心が華やいでも無理もないっ! こちらはシルク80%のリュックス感あふれるフリルドレス。 フリルの縁はかなり硬くハリをもたせてあって、フリルがつぶれないようになっている。 ストラップは幅広でベージュの裏地のうえにベージュのメッシュ素材が2重になっていて、ブラ紐をカモフラージュできるようになっている: ![]() ![]() プリントもものすごく可愛くて、似合わなくもないんだけど、これって私の体型を特に生かしているというわけではないな、と思いました。すごく痩せてて顔色が良くないような感じの人を、健康的に見せるにはいいんじゃないかな? こちらはプロモビデオでCurvy Model(曲線美モデル=太めモデルの婉曲表現)に着せて評判になったもの。今回の宣伝写真とプロモビデオでは年配のモデルと太目のモデルも登場させたので、H&M、さすが、と業界の一部が思ったらしいのです。そりゃそうだわ、とつくづく思う私。 ![]() ![]() そのせいかどうか知りませんけど、試着室でかなり太めの女性ばかりがこれを試着していましたよ。でも、これってむしろ細い人向きなんじゃないかなあ。。。 フィギュアスケートの衣裳みたいにベージュのベースがあって、胸のところにチュールが乗っているんだけど、胸を横方向にものすごく膨張させてしまうので、太って見えますね。 裏地はシルク100%で着心地は満点でした。 というわけで、お買い上げは: ![]() ![]() Tシャツ、スカート、ドレスの3点。 ドレスはエコバッグの素材みたいな生成りのコットンにかわいいプリントを施したガーメントバッグに入れてくれて、ハンガーは全てのアイテムに付けてくれる: ![]() そして、北米と日本で早くから行列した人に配ったというエコバッグがここで登場: ![]() ![]() 中身はドレスと同じような深~い紫の、ウール100%のガーゼのようなやわらか~いストールが!! ヨカッタ~! 嬉しい!! 紙袋はこんなにかわいい: ![]() 大満足のランバンxH&Mコラボ参戦でした! 向かいのKrispy Kremeに入って一休み: ![]() ![]() +50ペンスでエクストラフレッシュクリームをドーナツ内に注入してくれる。 ここはワイヤレスネット接続ができるので、店舗で見れなかったアイテムをチェックするため、持参のラップトップでH&Mオンラインストアにログイン。。。と思ったらまだできない。この時すでに10時半。どうなってるの~。やっぱり+Jの1000の自乗倍の争奪戦なんだ~。。。 こうしちゃいられない。 やはりオックスフォード・サーカスの旗艦店に向かわねば。 しかし平日の昼間、ロンドン市内はコンジェスチョン・チャージはあるわ駐車料金は天文学的数字だわだからいったん自宅前まで戻って車を置いてから再出動だ~。 ランバンxH&Mコラボ発売<その3>縞馬穴に入らずんば縞馬児を得ず そういうわけでKrispy Kremeを後にして一目散に自宅へ戻り、車を置いてその足でバスに乗り込みました。 まず目指すは一番手前にあたる、オックスフォード・ストリートのユニクロ大型店の隣の「オックスフォード・ストリート・イースト店」。このときすでに午後1時過ぎ。 中に入ると入場制限は特にしていませんでしたけど、それだけに、ランバンコーナーは押しあいへしあいの大騒ぎ。商品ラックに近づけないほど。例の花柄のアシンメトリードレスはマネキンに着せてあったほかは完売の様子。コートはあったけど、この状態では何だかめげる。もうひとつのターゲット、ランバン初の口紅のバーガンディも欲しかったのだけど、これは完売でレッドしか残ってないとのことで、急ぎ、次の目的地、オックスフォード・サーカスの旗艦店へ。 こちらのランバンコーナーは入場制限していて、店内で行列させて、10分ごとに入れ替える方式。これなら楽に商品が見られる。 ここで懸案のゼブラ柄のコート色違い2種を抱えて試着室へ。 ![]() ![]() ランバン2010AWのショーより H&Mのサイトより まずはホワイトxブラウンのゼブラ柄から試着: ![]() ![]() なかなか良い着心地とシルエット! でも柄が前面に出すぎかも。。。 黒を試着しますと: ![]() ![]() ![]() これぞクチュール感! 織柄だけでゼブラ模様を出していて、品の良いアニマルのお手本みたい! というわけで、こちら、プラス、バーガンディの口紅と、網目が三角の網タイツをゲット: ![]() 喜び勇んでレジに行くと、何と、ランバン紙袋がなくなってしまって、ノーマルH&M紙袋に入れられてしまい意気消沈。 うう~ん。 ブルーウォーターでは特大紙袋に入れられてしまったので、普通サイズのも欲しかったのにい~。 よしっ、かくなる上はオックスフォード・ストリートにもうひとつある「オックスフォード・ストリート・ウエスト店」に行ってみよう! で、いきなりレジに行って 「すいませ~ん、ランバン紙袋まだありますか?これ買ったんだけど袋が無くなっちゃったって言われたの~」 で、めでたく普通サイズ袋もゲット: ![]() ちなみに大きい方には 「I WANT LANVIN NOT DIAMONDS...」 小さいほうには 「I WANT LANVIN...NOT FLOWERS」 と書いてあります。 それにしても、ずいぶん買ったようだけど、最初のブルーウォーター店での3点は+Jの今季のコート1着分。次のオックスフォード・サーカス店での3点で+Jのジャケット1着分。 +J、高くなったよ~。 家に帰ってオンラインストア確認すると、異常に高いシルクのコートだけ残して、ドレスもアクセサリーも全品完売。 一体どうすればオンラインストアにアクセスできたんだろう。。。 おわり
by YumiHaraCawkwell
| 2010-12-06 02:44
| Fashion ファッション
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