もうひとつ、主要英国全国紙、タイムズにも追悼記事が出ました。
http://www.timesonline.co.uk/tol/comment/obituaries/article6473171.ece
ヒュー・ホッパー: ジャズロックバンド、ソフトマシーンのベースプレイヤー
2009年6月11日
ザ・タイムズ
ブリティッシュ・カウンター・カルチャーがロンドンで形作られていた1960年代なかば、二つのバンドがアンダーグラウンドイベントやその頃誕生したサイケデリックハプニングの常連だった。ひとつはピンクフロイド、そしてもうひとつはソフトマシーン。
(このあと、皆様のほうがずっと詳しいであろう経歴が続きます)
2002年にはソフトマシーンの元メンバーとエルトン・ディーン、ジョン・マーシャル、アラン・ホールズワースとソフトワークスを結成。ジョン・エサリッジがホールズワースに代わった時ソフトマシーンレガシーと改名し、ソフトマシーンの曲と新しいマテリアルの両方を演奏した。
ソロアーティストとしては25年以上にわたり、20数枚のアルバムを録音した。中でも特筆に値するのは「フーリガン・ロマンティックス」(1994)、「ハイスポット・パラドックス」(1997) それに「ジャズループス」(2002)である。彼の最近のリリースは日本人キーボード奏者/ヴォーカリスト、ユミ・ハラ・コークウェルと録音した昨年の「デューン」で、彼の長いキャリアの中でも非常にエキスペリメンタルなアプローチの作品である。
彼はユミとツアー予定であったが、白血病と診断され、化学療法を受けた。12月にはオックスフォード・ストリートの100クラブでベネフィットコンサートに参加するために彼と共演したことのあるミュージシャンたちが終結したのである。
遺族は彼が亡くなる2日前に結婚したクリスティンである。
ヒュー・ホッパー、ミュージシャン、1945年4月29日生、2009年6月7日没、享年64歳