カテゴリ:Lyrics 歌詞( 3 )
Mitsugi (Esoteric Rituals) / Mammal Machine Lyrics & translations 歌詞と訳詞
Mitsugi (Esoteric Rituals) / Mammal Machine
Lyrics & translations (Japanese⇔English) by Yumi Hara
密儀/マンマル・マシーン 歌詞と訳詞 および解題 by ユミ・ハラ 


1. Das Glasperlenspiel (ガラス玉演戯) text by Yumi Hara, music by Mammal Machine

I walked, I walked... 
I took the limited express
from the station to come to the studio
It’s the north of the river
The river was flowing slowly
It was not difficult to find
Small studio, it’s a small studio
Finding it is not difficult
Together, together
One day in the autumn,
it is that one day in the autumn here

(translation)
私は歩く。。。歩く。。。
その駅から特急に乗り
川の北にあるガラス玉演戯の行われる場所を目指す
その場所を探すのは難しいことではない
よく見るがよい、それは難しいことではないのだ
秋の日の下にその川はゆるゆると流れゆく
ある秋の日に ある秋の一日に
ガラス玉演戯の達人たちは集う


2. Tale of Eight Dogs (八房) music by Mammal Machine



3. Aquatic Mammal Suite-Whale~Dugong~Dolphin~Orca (水生哺乳類組曲-鯨~儒艮~海豚~鯱) music by Mammal Machine



4. The Don't Look Prohibition (禁断の影) text by Yumi Hara, music by Mammal Machine

Flowing, flowing, flowing, slowly
Flowing, flowing, flowing, slowly
River flows, river flows, slowly, slowly
River flows

You shouldn't see the shadow
You shouldn't see the shadow
You can feel it
You can feel it
Don't, don't, don't look

So I didn't look back
I kept feeling
The shadow

As I tried to cross the river
I thought I saw the shadow
The shadow passed so quickly
Against dark sky
The clouds passed so quickly
The full moon looked so dark, almost red

It followed, it followed, it followed me
It followed, it followed, it followed me
all the way

(???)
on the top of the sky
It followed me as the shadow of the moon

(translation)
ゆるゆると、ゆるゆると、ゆるゆると流る
その河の流れはあくまでもゆるゆると

その影を見てはならぬ
けっしてその影を見てはならぬ
それを感じることはできるが
けっして見てはならぬのだ

私は見はしなかった
しかし、いつもいつもそれがすぐそばに、
そこにあるのを感じていた

その河を渡ろうとしたとき
その影を見てしまったように思った
その影は暗い空を背にあっという間に過ぎてしまい
雲もあっという間に過ぎてしまい
満月はとても暗く、ほとんど赤く見えた

それは私についてきた
ずっとずっと

空のいちばん高いところ
それは月の影のように私についてきた


5. Quagga (クアッガ) music by Mammal Machine



6. Esoteric Ritual (密儀) music by Mammal Machine



7. The Lost Primer for the Secret Doctrine (秘密教義の失われた入門書) text by Yumi Hara, music by Mammal Machine


ぬばたまの 闇の中を 駆け抜ける 
それは青い鰭の魚
禍々しき予感に 胸つぶるる思いする時 
頼りになるは 不思議の数: 七

あしびきの 山かげに ひそむ
ひとかたまりの瞳 さえざえと照り返す 夕日の名残り

夜を貫く 罪びとの釣竿
たおやかに 撓みて
あたかも 荒ぶる神の怒り 鎮めんとす

新しき木には 木霊宿り
古き言葉には 言霊宿り
それは常に 七つの文字から成り

一雨ごとに 秋の気配深まる
黄なる葉どもの ほろほろと こぼれ落つるに手間取るは 
天変地異の兆しなり

(古今和歌集仮名序:紀貫之 引用)
力をも入れずして天地を動かし
目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ
男女のなかをもやはらげ
猛き武士の心をも慰むるは
歌なり

(translation)
Passing through the pitch dark
is the blue finned fish
When we are overwhelmed by the ominous anticipation
rely on the mystical number: seven

The collective eyes behind the mountain
sharply reflect the after grow

The sinner's fishing rod penetrating the night
bends gracefully as if trying to appease the wrath of malevolent gods

Echoes reside in new trees
The power dwells in old words
that always consist of seven letters

Despite the sign of autumn gets apparent after every rain
yellow leaves to take time to fall
is the omen of a cataclysm

(quote from 'Kokinshu preface' by Kino Tsurayuki)
What can move the heaven and earth without using any force
make invisible supernatural beings feel moved
smooth relationships between women and men
comfort brave worriers' minds
: poetry


8. Fledermause auf der Autobahn (アウトバーンの蝙蝠) text by Yumi Hara, music by Mammal Machine

Come flying to me
Show your smile
Come flying to me
Show your lovely smile

(translation)
私のところに飛んできて
あなたの笑顔を見せて
私のところに飛んできて
あなたのすてきな笑顔を見せて


9. Pferdeeisenbahn (狂った馬車列車) music by Mammal Machine



10. Ten Ox Herdling Pictures (十牛図) music by Mammal Machine



11. The Lost Archive of the BMIC (現音失格-英音楽情報センターの失われた保管庫) music by Mammal Machine





密儀 解題

1. Das Glasperlenspiel (ガラス玉演戯)

タイトルはヘルマン・ヘッセのノーベル賞受賞のきっかけになった小説のタイトルであり、
未来の芸術活動が途絶えてしまった時代に発達した架空の芸術的ゲームの名前です:

>純粋なる学問を追求する中欧の独立国家「カスタリーエン」の音楽名人によって、類いまれなる学問の天分を見出されたクネヒト。
カスタリーエンの人となった彼は、様々な思想に磨かれながら、彼の地に伝わる「ガラス玉演戯」の奥義を極め、若くして、演戯名人の座を極める。
しかし戦争や経済環境の激変
などの余波は、聖地カスタリーエンにも影響を及ぼし始める。
そして、ある日、クネヒトは重大な決意を実行に移す…。ヘッセのノーベル文学賞受賞作。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835440978/monocolle-22/ref=nosim#customerReviews

これを知ったきっかけは、高村薫の小説「晴子情歌」に、

「あの不可思議な『ガラス玉演戯』の秘儀の深遠」という記述があったため。


歌っている歌詞は、録音中の即興なんですが、録音当日私が居候中の東京の兄の家からスタジオに向かうのに荷物が多いので新宿から特急あずさに乗ってきて、八王子からバスに乗って向かったのですが、バス停は川の向こうか手前か運転手さんに聞いたのが心に残っており、またバス停を降りてからもわりあいと簡単に見つけることができたのでこんな感じになりました。

この曲はスタジオに入ってまず最初に録音したものなのですが、演奏しながらみんなすごいなあ、と思ったのは、私の英語の歌詞で自然にできるグルーヴをみんなが即座にピックアップしてくれて、

たとえば、
One day in the autumn, it is that one day in the autumn

Oneと autumnの頭が強い音で、in theがグルーヴを作ってますけど、ここの全員のリズム感の一致がすごい。

それから

together, together

の2音節目のgeが強くて、toとgeのタイミングがグルーヴを作っています。
それらをナベちゃんが即座にピックアップして絶妙のドラムパターンをつけてます。

その前の

it is the north of the river
はりえちゃんのベースのタイミングが絶妙だし

it was not difficult to find
のあたりのタバタさんのギターとか

みんな微妙に言葉のリズムに反応してるのですごいです。



4. The Don't Look Prohibition (禁断の影)

英語タイトル「Don't Look Prohibition」の直訳というか、もともとの日本語は「見るなの禁止」といいます。

歌っている内容は、録音中は、「ガラス玉演戯」みたいに、まずは情景描写で、川の様子

「ゆるゆると、ゆるゆると、ゆるゆると流る
その河の流れはあくまでもゆるゆると」

というのが最初のところ、
曲調が変わって

「その影を見てはならぬ
けっしてその影を見てはならぬ
それを感じることはできるが
けっして見てはならぬのだ」

それから最後の方は

「私は見はしなかった
しかし、いつもいつもそれがすぐそばに、
そこにあるのを感じていた」


りえさんとタイトルの相談をしている間、まず、りえさんから「禁断の影」という日本語タイトルが出てきて、そこから英語タイトルを考えているとき、あっ、とひらめいたのが、「見るなの禁止」概念。

これは何かといいますと、イザナミが死んだ時黄泉の国にイザナギが訪ねていくのですが、その時イザナミが自分の姿を見てはいけないという。あるいは、トヨタマビメがホオリに産屋に入るなという。スサノオがオオゲツヒメの食事の支度を見てしまう。

「鶴の恩返し」「パンドラの箱」「浦島太郎」「オルフェウスとエウリュディケ」などもこの類です。

ミュージシャンでもある精神科医の北山修先生がこの概念の大家で、
「見るなの禁止」 北山修著作集《日本語臨床の深層》1
http://www.iwasaki-ap.co.jp/1993/02/post_68.html

という本もあります。

これらの類型のほとんどは女性が男性に「見るな」という。
そして男性が禁をおかして女性の秘密を見てしまう。
すると女性はそこからいなくなってしまう。

日本神話の中の重要な場面にこれだけこの概念が取り込まれているのを見ると、日本という国の成り立ちの何をかを思わずにはいられません。

北山先生は見られた女性が恥じて立ち去る、と解釈しておられますが、私はむしろ、見られた女性が見た男性を、永遠にその女性を失うという形で罰する、というように感じています。

また「異類婚姻譚」の要素をもち、子供は生まれるがその母が去る話が多いため、日本王権の成立過程でいかに異民族がとりこまれていきつつ、うまくいかなかったか、つまり異DNAはとりこまれたが異文化はなかなか受け入れられにくかったか、のような話ではないかとも思われるのです。

あるいは政略結婚によって領地拡大を図ったものの結局嫁を取り返されて思うようにいかなかったとか。

そのような記憶が織り込まれているのではないかと、想像するのです。


さて、あとづけではありますが、結果的にこの曲ではどういうことになっているのかといいますと、

最初の部分で「河」が境界として紹介されているわけですね、見た目はゆるやかでおだやかです。

次に「影を見てはいけない」と言う者と、最後の部分で「見なかった」という者は別々の者でないと話が通らない(笑) かなり歌いっぷりが違うので、別々のキャラになっていると思ってください。

で、最後に、「見なかった」というのです。

「見るなの禁止」は数千年の時空を経てついに守られました。
女が恥じて立ち去ることもなく、男が罰を受けることもなく。
異なるものが共存できることを祈って。


7. The Lost Primer for the Secret Doctrine (秘密教義の失われた入門書)

内容について:
この歌詞だけは録音セッション中の即興ではなく、あとから考えて書いたものです。

「秘密教義の失われた入門書」なので、ただでさえ秘密の教義で最初からそう簡単にわかるもんじゃないのに、後世の学者なり信者なりが失われた手引書の断片から教義をつなぎあわせようとしているわけですから、まだ意味はさっぱしわからない、という段階なんです。

でも、なんとか口伝でその断片は残されたので、語りの調子はいいんですよ、「ぬばたまの」とか「あしびきの」なんかの定番の枕詞も入ってて、そうじゃないと口伝できない。でも意味の方は、もはやわけわかんなくなっちゃってるし、置き換えがあるのかもしれない。

隠れキリシタンのオラショがグレゴリオ聖歌から発して秘密に口伝されているうちに本人たちもわけわかんなくなっちゃった、っていうのをヒントにしたんです、もちろん内容は全然違いますけど。

内ジャケにも書いてありますけど、一番最後の一節だけは紀貫之の「古今和歌集序」からの引用です。それからその前の一節の中、「黄なる葉どものほろほろとこぼれ落つるに」というフレーズは枕草子からの引用で、そのフレーズの前後、「一雨ごとに秋の気配深まるも」と「手間取るは天変地異の兆しなり」は全然関係なく私が作ったものです。数年前に木曽川の「寝覚ノ床」を訪れた時、地元の人が「今年はもみじが落ちるのに手間取っとるなあ」って話してたのが心に残ってて。

あとは全部、私の想像上の未来の口伝であります。


歌詞のリズムについて:
ロックのリズムと日本語とどう折り合いをつけるかというのはもう、4~50年来の課題でありますが、基本的に日本語と英語は音節構造が異なり、その音節構造と英語圏由来の音楽のリズムとは密接な関係にあるため、このことを考慮した日本語の作詞というものを実践してみようではないかと私は考えてきました。

ですから、「日本語での作詞に英語の音節ルールを取り入れる試み」といっても、「英語みたいに日本語を崩して歌う」とか、「英語の単語を取り入れる」とかそういうことではないです。

この曲は言葉、発音、ともに完全日本語で、英語のカケラもありません。
しかし、歌詞の音のリズム内における置き場所については完全英語ルールであります。

どういうことかといいますと、

日本語の場合、基本、等拍で一音一拍子(またはその倍数/分数)ですから、小節のどこからフレーズが始まっても、音の高低さえ合っていれば意味が通じるのです。グルーヴというものがあるとすれば、それは主に5,7,5などの音節数によって作られます。

これが英語の歌とは大きく異なる点で、英語の場合は、一文の中で一番大切な言葉の中の一番強い音節が、第一拍に来る傾向が強いので、その音節の前にある言葉、音節、によって弱起が生じ(文章の最初の音が一番強いということは英語の場合非常に少ないため、一拍目からフレーズが始まるのではなく、前の小節の最後の方からフレーズが始まりはじめるということ)、この音の強弱と小節内での位置を無視しますと意味が通じなくなります、というか、ネイティヴの人が聴き取れなくなってしまいます。(むしろ日本人同士だとわかっちゃうんですが)
また、各音節が等拍ではないですから、音節数を揃えなくてもグルーヴが生じます。
これらが日本語の歌に普通ない点です。

さて、私はこの英語の歌の特徴、つまり、
一文の中で一番強い音節を小節の1拍目に持ってくる
さらに、日本語の歌の特徴である自然なイントネーションの上下
これら両方の特徴を実験的に日本語の歌詞に取り入れてみようと思い、それらを念頭に置いて「秘密教義の失われた入門書」の作詞をしました。

出だし:

ぬばたまの 闇の中を 駆け抜ける 
それは青い鰭の魚
禍々しき予感に 胸つぶるる思いする時 
頼りになるは不思議の数: 七

こう書くと、

ぬばたまの~~ 闇の~中を~駆け抜ける~~~
それは~青い~鰭の~~ さかな~

とか読んじゃいますが、また、いわゆる「字余りフォーク」などは伝統的にそういう譜割りが多いのですが、
この曲の場合も、和歌のような5,7,5みたいに、それだけでリズムが出るものではない音節数ですし、日本語の意味がわからないとつまんないかもですよね。

この曲では、7拍子で8分音符で唱えていますので、1小節に14音節入りますが、
小節の頭に強い音節が来るように工夫してこのような譜割りにしました:

ぬば たまのやみのなかをかけぬける それはあおいひれのさかなまが
    まがしきよかんにむねつぶるる おもいするときたよりになるは ふしぎのかずなな

「ぬばたまの」は「た」が一番強いように感じましたので、「た」が小節の最初に来るようにするため、最初の音「ぬ」を前の小節の7拍目で歌いだし、また、「まがまがしき」も2つめの「ま」が強いように思ったので、これがやはり小節の頭にくるように、前の音数を調整しました。

「それはあおいひれのさかな」は頭の「そ」が強いですからそのまま一拍目に持ってきましたが、
ちなみに英語の場合「It」で始まるフレーズが一拍目に来ることはあまりないのです。あっても一拍目の頭じゃなくてウラになりがちですね。

14音節でひとかたまりは日本の歌として伝統的ではありませんが、
音節数だけでなく、強い音節を最初にもってくるというルールを作ることによって、
7拍子という変拍子の中で調子のよい語りができたと思います。


で、後日談。。。実は確かに↑のような意図で作詞はしたのですが、語りの録音をあとからロンドンの自宅で行って、東京に送ってミックスしてもらったので、仕上がりは必ずしも↑のようにはなっておりません。
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by YumiHaraCawkwell | 2015-01-12 06:13 | Lyrics 歌詞
Yumi Hara Cawkwell & Sato Yukie / Ride a White Rabbit Lyrics & translations 歌詞と訳詞
Yumi Hara Cawkwell & Sato Yukie / Ride a White Rabbit
Lyrics & translations (Japanese⇔English)
ユミ・ハラ・コークウェル & 佐藤行衛/ライド・ア・ホワイト・ラビット 歌詞と訳詞

Track 1 虹を追いかけたよ Niji wo Oikaketa yo (I Followed the Rainbow) words by Yumi Hara Cawkwell

(Original in Japanese)

運転中に大雨のにわか雨のあと
急に日がさしてきて
大型トラックのはねる水しぶきの中に虹が
トラックを追い抜かないで私は虹を追いかけたよ

ゆっくり行こう ゆっくり行こう ゆっくり行こう
ゆっくり行こう ゆっくり行こう ゆっくり行こう

大雨のにわか雨のあと
急に日がさしてきて
大型トラックのはねる水しぶきの中に虹が
トラックを追い抜かないで私は虹を追いかけたよ


高速道路の虹
ゆっくり行く時だけに見える虹

つかもう虹を つかめない虹を
写真に撮れない虹を ビデオに撮れない虹を
ゆっくり行く時だけに見える虹

ゆっくり行こう 水しぶきの中の虹
ゆっくり行こう 水しぶきの中の虹


I Followed the Rainbow (translation) words and translation by Yumi Hara Cawkwell

I was driving in a heavy shower
All of a sudden the sun began to shine
I saw a rainbow in splashes made by a big truck
I didn’t overtake, I followed the rainbow instead

Go slow, go slow, go slow
Go slow, go slow, go slow

After a heavy shower
The sun began to shine all of a sudden
I saw a rainbow in splashes made by a big truck
I didn’t overtake, I followed the rainbow instead

Rainbow on the motorway
Rainbow you can see only when you go slow
Catch the rainbow which you wouldn’t be able to catch
The rainbow which you can’t photograph
The rainbow which you can’t video
Rainbow you can see only when you go slow

Go slow, the rainbow in splashes
Go slow, the rainbow in splashes


Track 2 Ride a White Rabbit words by Yumi Hara Cawkwell

(Original in English)

Ride, ride, ride on a White Rabbit
Ride, ride, ride on a White Rabbit
Ride, ride, ride on a White Rabbit
Ride, ride, ride on a White Rabbit

Don’t worry about the Mad Hatter
Don’t worry about those Queens
Don’t worry about the Tea Party
Don’t worry about anything

Just ride, just ride, just ride, ride on a White Rabbit
Just ride, just ride, just ride on a White Rabbit

Head for the sand, dune, head!
Head for the dune on the land of west
Head for the dune on the land of west
Head for the dune, meet the full moon
You will see the rabbit on the moon
You will see the White Rabbit on the moon

Go ahead, go ahead!



Track 7 Dakitsuki Obake (Clinging Bogy) words by Yumi Hara Cawkwell

(Original in Japanese)


私の旅は品川駅から始まる
新幹線の品川駅はJR東日本ではない
JR東海の品川駅から新幹線ひかりに乗ってまずは京都へ向かう

ここは現職衆院議員を辞めさせてまで参院に鞍替えさせた因縁の場所
ああそんな手もあったわね

そんなことはおかまいなしに
京都駅からいよいよと
スーパーはくとの旅が始まる

おべんと買ってくの忘れちゃだめよ
だってスーパーはくとには車内販売ありません
お茶は買ってかなくても大丈夫
だって自動販売機だけはあった

いざ、スーパーはくとに乗って行こう!

スーパーはくとの車両はとっても和テイスト
木目のシート、絣ののれんがトイレの前に
だってスーパーはくとの車両はJR西日本ではなくって
第3セクター智頭急行…ゴージャス

しかも車両は振り子式
ヴァージン・トレインのペンドリノみたい

鳥取駅に着いてまずは駅前観光案内所

「私、宿、予約してこなかったのよ
だって出かける前にラップトップの調子が悪かったから
なるべく駅から近いところがいいわ
水周りがきれいな所がいい
だって私、女の子ですもの」

「そうかい、ならここがいいよ
源泉かけ流しの温泉付、二食付きだよ」

「そうね、じゃあそこにするわ」

駅前のちょっと小ぎれいな旅館に着いた
出てきた若女将はきれいだったけど
だけど着物の趣味が、ちょっと、変
これだったら私の去年のユニクロのゆかたの方がいいぐらいじゃない?

愛想のいい若女将で良かったけど
通されたお部屋も小ぎれいで…ああ、いい感じ

まずは鳥取砂丘へと
空には丸い、丸いお月様
月の上には白うさぎ
お餅を搗いて何千年も何万年も何十万年もそのまま
あのうさぎとスーパーはくとの白うさぎ
みんな同じうさぎかしら

月の砂丘
ああ、何てロマンチック…いいわあ

歩き疲れてお宿に帰る
さっきの若女将が出てきて

「お客さん、今日はお一人ですから
ゆっくり男湯をお使い下さいね
手足を伸ばしてゆっくりお入り下さいね
だけどお客さん、どんなに暑くても窓は開けないで下さい
お部屋の窓も開けないで下さいね
ちゃんとエアコンがついておりますから
お客さんがお風呂にお入りのときにおふとんも敷いておきますから
押入れのふすまも開けないで下さいね
隣のお部屋から音がしても
忘れないで下さいね、お客さん、今夜はお一人ですから」

お部屋の窓も 廊下の窓も お風呂の窓も開けないで
お部屋の窓も お風呂の窓も 廊下の窓も開けないで

だって、抱きつきお化けに抱きつかれちゃう
ああ~
抱きつきお化け、抱きつかれちゃう
抱きつきお化けに抱きつかれちゃう
ああ~、ああ~、ああ~

歩き疲れてそのまま爆睡
それが本当だったのか夢の中だったのか
全然覚えがないけれど

朝になって鳥取駅からスーパーはくと
京都駅に戻ってそこから新幹線ひかり
そのまま霞ヶ関へ…永田町だったかしら

そしてIMFから勧告があったように
消費税を10%にせねばこの国は滅びるぞよ
消費税を10%にせねば
あと10年のうちにこの国は滅びるぞよ!


Clinging Bogy (translation) words and translation by Yumi Hara Cawkwell

My journey began at Shinagawa Station
Shinagawa Station of Shinkansen is not owned by JR East (i)
First of all, I took Shinkansen ‘Hikari’ from JR Central’s Shinagawa Station to Kyoto
This was where the party asked an MP to step down in order for him to be able to stand for the Upper House election
Ah, what a good idea it was…
Anyway, I didn’t care such matters
Now that, from Kyoto Station, My Super-Hakuto journey began
Don’t forget to buy a bento-box (ii)
‘Cause there’s no trolley service in Super-Hakuto
But no need to buy a bottle of tea
‘Cause there’s a vending machine in the train
Now, let’s go riding on Super-Hakuto!

The carriage design had a very Japanese taste
Wooden seatback, hand woven curtains in front of washrooms
‘Cause Super-Hakuto was not owned by JR West
It was owned by a local public-private cooperation company Chizu-Kyuko…Gorgeous! (iii)
Moreover, the trains had the pendulum suspension system Like the Pendolino of Virgin Trains

As soon as I arrived Tottori Station, I went to the tourist information centre
‘I haven’t booked an accommodation
‘Cause my laptop didn’t behave when I left home
I would prefer somewhere close to the station
And I like clean bathrooms, ‘Cause I’m a girl’

‘OK, then, how about this one
With natural flowing hot spa, dinner and breakfast’ (iv)
‘I like it, I will book this one’
I arrived a nice and clean little ryokan (v)
The hostess looked beautiful
But her taste for kimono seemed rather dubious
I guess my last year’s UNIQLO yukata is better than hers (vi)
Anyway, good that the hostess seemed very nice and friendly
The room she showed me was very clean too…bliss!

Then I went to the Tottori Dune
There was a big, round full moon on the sky
And the white rabbit was on the moon
Making rice cake for thousands, ten thousands, hundred thousands of years (vii)
That rabbit and the rabbit of Super-Hakuto
Are they the same white rabbit? (viii)
The dune under the moon
How romantic…love it!

As my legs were aching from a long walk, I went back to the ryokan
The hostess appeared and said:

‘You are the only one guest today
Please use the men’s bath (ix)
Take your time and stretch out your arms and legs in the bath
But please don’t open the window even if it gets really hot
Also don’t open the windows in your room
There’s an air conditioner, so you need not open the window anyway
We will make the futon while you are having a bath (x)
So don’t open the sliding screen of the closet, either
If you hear some noises from the next room, Don’t forget, you are the only guest tonight’

Don’t open the windows of the room, of the corridor, of the bath
Don’t open the windows of the room, of the bath, of the corridor
Otherwise, the clinging bogy will cling to you! Aahhh!
The clinging bogy will cling to you!
The clinging bogy will cling to you!
Aahhh! Aahhh!

For I slept so tight as I was exhausted from the walk on the dune
I really can’t remember whether it was real or in my dream
The morning came and I went to Tottori Station and took Super-Hakuto Back to Kyoto Station, then Shinkansen Hikari
I went to Kasumigaseki straight away…or was it Nagata-cho? (xi)

Then the IMF’s report says If you don’t raise the sales tax to 10%, this country will collapse (xii)
If you don’t raise the sales tax to 10%, this country will collapse in a matter of 10 years!


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i The former state owned Japanese Railways split into several private companies.

ii Bento=boxed lunch you can buy in stations and often in long-distance trains.

iii When JR became private companies, some routes which are not economically efficient were discontinued, but some routes were saved by setting up part private, part public railway companies. While most of these companies are in deficit, Chizu Kyuko is one of the very rare successful examples.

iv Natural flowing hot spa are better than circulated and heated spa.

v ryokan =Japanese style inn.

vi Yukata is casual kimono for summer which is easier to wear than proper kimono.

vii The pattern of the craters of the surface of the moon seemed like rabbits making rice cake for the ancient Japanese.

viii ‘Hakuto’ means ‘white rabbit’ and Tottori is the location of the white rabbit story of Japanese mythology.

ix Men’s communal baths tend to be larger than women’s, so it is a common practice to offer the men’s bath to women guests when there is no male guest.

x It is common practice at a ryokan to spread and prepare the futon for the guests while they are having a bath.

xi Kasumigaseki is the equivalent to Whitehall and Nagata-cho to Westminster.

xii Japanese sales tax is currently 5%. Jimin Party (Liberal Democrat, it had been in power for a long time, but currently opposition party) had proposed raising it to 10% when the prime minister Kan (Minshu Party, Democratic Party) stated that he would support this proposal out of the blue during the Upper House election campaign. Shigeru Ishiba MP (Jimin Party) commented on the prime minister’s statement that ‘Sounds like a clinging bogy’, but no such bogies were known to Japanese people at all.
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by YumiHaraCawkwell | 2015-01-12 03:33 | Lyrics 歌詞
Statement Heels/Yumi Hara Cawkwell Lyrics & translations 歌詞と訳詞
Statement Heels/Yumi Hara Cawkwell Lyrics & translations (Japanese⇔English)
ステートメント・ヒールズ / ユミ・ハラ・コークウェル 歌詞と訳詞


album Statement Heels / Yumi Hara Cawkwell



track 3.災後の子守唄 (Yumi Hara Cawkwell 2011)



雲の通い路 風の通い路
雨の通い路 雪の通い路

道の真ん中歩けよ
道の真ん中歩けよ

きつねがしっぽをふくらませ
こっちにおいでとさそっても
ついてゆくなよ
やぶに入るなよ
道の真ん中歩けよ

学び舎の庭に子らの声絶えて
たらちねの母の嘆きは聞こえぬか

道の真ん中歩けよ
道の真ん中歩けよ

水は清く速く
どんなにきれいに見えても
水には入るなよ
のどに傷跡残す子らが戻る時まで

道の真ん中歩けよ
道の真ん中歩けよ

雲の通い路 風の通い路
雨の通い路 雪の通い路

道の真ん中歩けよ
道の真ん中歩けよ

道の真ん中歩けよ


track 3. Walk on the Middle of the Road (translation)
(Lullaby: After the Disaster)

The paths of the cloud, the paths of the wind
The paths of the rain, the paths of the snow

Walk on the middle of the road
Walk on the middle of the road

Even if a fox with a bushy tail tempts you
Don’t follow it
Don’t step into the bushes
Keep walking on the middle of the road

Don’t you hear the mothers’ cry
Instead of laughter of the children on the school yard

Walk on the middle of the road
Walk on the middle of the road

Even if the water runs fast
Even if it looks clear and clean
Don’t paddle
until the children come back
with scars on their throats


track 7.Fortitude


Whenever you feel life is hard, don't despair
it just sets you up for tomorrow
But if you need a hand to hang on to get through
Then I will be there for you

In the smallest flake of snow
In every petal of every flower
Just look, just look
And I will be everywhere for you

Alone in the wood when the dark starts to fall
With no guiding light for your path
These words in your heart keep you safe, keep you true
Because I'll be there for you

Just look, just look
I'll be there for you

track 7.Fortitude 不屈のこころ(訳)

生きるのがつらくなっても絶望しないで
それは明日への準備だから
でも手助けが必要なときは
そこに私がいます

いちばん小さな雪のひとひらに
全ての花の花びらのひとつひとつに
ほら、よく見てみてください
私がいるでしょう

森の中でひとりきり
だんだん暗くなるのに明かりもない
そんなときはこの言葉を思い出せば行ける
だってそこにも私がいるから

ほら、よく見てみてください
私がいるでしょう


track 9.Sense of Homogeneity (words by Charles Fort, from Book of the Damned 1919)

(this song starts from 1m58s, click here)
http://youtu.be/lSkFmJ2wCdk?t=1m58s

Sense of homogeneity, or our positivist illusion of the unknown
--and the fate of all positivism.

Astronomy and the academic.
Ethics and the abstract.
The universal attempt to formulate or to regularize
--an attempt that can be made only by disregarding or denying.
Or all things disregard
or deny that which will eventually invade and destroy them—

Until comes the day when some one thing shall say,
and enforce upon Infinitude:

‘Thus far shalt thou go:
here is absolute demarcation’
The final utterance:
‘There is only I’.


track 9.Sense of Homogeneity (訳)同質意識 (チャールズ・フォート、「地獄に落とされた者の書1919 より)

同質意識、あるいは未確認現象に対する実証主義者の幻想というもの
そして全ての実証主義の運命である

天文学と学術
倫理学と抽象
それらは明確に説明し秩序立てるための普遍的な試みであるが
その試みというのは無視することや否定することによってのみ成し得るのである
または無視するか否定された全てのものを侵入し破壊するのである。

何かがこのように言い、無限に強制する日が来るまで:

そなたはここまで行く
ここに絶対的な境界がある
最終的に発する言葉は
「私あるのみ」


track 12.引き潮 (Yumi Hara Cawkwell based on ‘Isohara Bushi’ by Ujou Noguchi, 1925)

潮は満ちたか
月は出たか 東の空に

波は引き潮 
潮は引き潮
風は吹いたか 
月はまだ出ない

波は引き潮 
風は出てきたか
月はまだ出ない

月はまだ出ない 
潮は引き潮


track 12. The Ebb Tide (translation)

Is the tide coming in?
Has the moon risen in the eastern sky?

The wave is calming
The tide is on the ebb
Has the wind blown?
The moon has not risen

The tide is on the ebb
Has the wind begun to blow?
The moon has not risen

The moon has not risen
The tide is on the ebb


video for album Statement Heels

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by YumiHaraCawkwell | 2013-03-15 08:19 | Lyrics 歌詞